北奥耕一郎の最新情報です 最終更新日(12/3)

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最新の更新情報

11.6      京都百景 Vol.100 五重の塔 (東寺 下段に掲載)

10.16      京都百景 Vol.99 鞍馬の火祭 (下段に掲載)

12.3  更新 日本の旅 神戸フルーツフラワー(兵庫県 大沢温泉)下段に掲載

9.3      世界の旅 スイカを運ぶ少女 (ミャンマーバガン遺跡 下段に掲載)

5.10        
取材記 5年半ぶりの海外 スリランカ

北奥耕一郎撮影

2026年卓上カレンダー「豊臣兄弟 ゆかりの地」発売!

豊臣秀吉とその弟秀長ゆかりの地は京都や畿内そこかしこに存在します。
豊臣兄弟へ想いを寄せる作品で構成しました。



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         京都百景 Vol.100 五重の塔(東寺)

百景も今回で100回目。
熱心なファンの方がこの百景をスマホに取り込んでアルバムにされているのを見せていただき、今までの疲れが吹き飛びました。
皆さんもphoto Gallery 2段目にある「京都百景」をクリックして山口先生のご感想と一緒にゆっくりご覧いただければ幸いです。

さてこの写真は東寺の五重の塔をミラージュフィルターでイメージを重ねたものです。
少し前ですが、京都の国際会議でポスターに起用され評判になりました。
外国の人にはこのような版画調のイメージが受けたのでしょう。
100回目を締めくくる光景かもしれません。

次回からは有名社寺にこだわらない「気ままに京都」を連載する予定です。

         (以下文様文化講師 山口貴実代先生より)

京都百景の最後を飾るのは、どのような作品か想像がつきませんでしたが、いざ拝見し、東寺の五重の塔を置いて、他にはないであろうと感じ入りました。
何度か再建されているとはいえ、千年にわたり都の守りであり、今に至るまでランドマークであり続けているこの塔こそ、京都の象徴にふさわしいのではないでしょうか。
と言っても観光写真のように、塔を京都らしい風景として写すのではなく、かすかな山の稜線だけを右下に取り込み、塔そのものに京都が千年の都であることを語らせていると感じます。

はっきり写された手前の塔が、今、私達が見ているリアルな塔だとすれば、三つの塔は、私達をいざなって過去の様々な時代を遡り、塔の建立された平安時代へと、おぼろに霞んでゆくかのようです。
全体の淡い青も神秘的で、塔が遠い歴史の彼方へと消えてゆくかのようなイメージを、幻想的に醸し出していると思います。

この写真家の視点ならではの百の京都を楽しませて頂きました。
感じるままの拙い感想をご高覧下さいました皆様に、心より御礼申し上げます。

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             京都百景Vol.99 鞍馬の火祭(京都三大奇祭)

昨年、やっと鞍馬の火祭を取材できました。近くに住んでいながら今まで行けなかったのは交通が麻痺するからです。
そこへある旅行社からの案内で少し歩くだけでたどり着くことができました。

この火祭は、京都三大奇祭の1つに数えられる由岐神社の例祭で、本年も1022日に行われます。街道には篝火(かがりび)が焚かれ、男衆らが「サイレイヤ、サイリョウ」の掛け声とともに松明を担いで練り歩きます。

最大の見どころは21時頃から22時頃に鞍馬寺仁王門前に100本の松明が集結するこの場面です。

ただし近年、多すぎる観光客に対して厳しい規制が敷かれており、すぐそばで見ることは困難かもしれませんのでご了承くださいね。


                           (以下文様文化講師 山口貴実代先生より

炎の激しさと男衆の力強さがほとばしるような画面に、日常から切り離された時間と空間を感じます。
都の北の守りとされ、また数々の伝説に彩られて、「異界」とも言われる鞍馬のイメージを象徴するかのような光景に圧倒されました。
男衆のまとっている珍しい装束も印象的で、彼ら自身も装束と松明によって、異界の人となっているのかもしれません。炎を見ていると、畏れとともに、やがて気持ちが洗われてゆくようでもあります。
100本もの松明に、火の力による浄化への願いが託され続けてきたからなのでしょうか。

今も現実に行われている祭りでありながら、どこか昔の絵巻物を見ているかのようで、それは写真が祭の紹介ではなく、そのドラマを写し出しているからだと思いました。


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 「そうだ 京都、行こう」


 堂本印象の家族たち 展

開催中~12月21日(日) 9:30~17:00(入館は16:30まで) 月曜休館 有料

会場 堂本印象美術館



 西野陽一 展  (森羅のほそ道 日本画)

10月21日(火)~12月5日(金) 10:00~17:00 入場は16:45まで 入場無料

会場 中信美術館


 HOW are you PHOTOGRAPHY? 展

前期 12月9日~14日  後期 12月16日~12月21日
    12:00~19:00 (最終日は18:00まで)

飯沢耕太郎講演会 12月14日 15:00~17:00  入場無料

会場 ギャラリーマロニエ

 

日本の旅 神戸イルミナージュ(兵庫県大沢温泉

兵庫県大沢温泉にあるホテル「神戸フルーツフラワー」のイルミネーション。
写真のすみずみを見渡しても日本とは思えない光景でしょ?
2026131日まで開催中です。

少し前に撮影したので今年は少しイメージが変わっているかもしれません。



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  世界の旅 スイカを運ぶ少女(ミャンマー バガン遺跡)

バガン遺跡はアジア最大規模の仏教遺跡群で2,000ほどのパゴダ(仏塔)が現存します。

写真はシュエズィーゴンパゴダでスイカを頭上に載せて運ぶ少女。
暑くって喉が渇いていたので欲しかったけど彼女の手間を思うと注文できませんでした


(以下文様文化講師 山口貴実代先生より

少女の後ろ姿が仏像のように感じられます。
スイカに蓮を、左手の指先には、仏像や仏教以前のヒンドゥーの女神を連想しました。

写真家の「彼女の手間を思うと注文できませんでした」との言葉には、彼女にとって真剣な労働の一コマであろう姿への、優しさや敬意が感じられ、パゴダの風景を超える作品に昇華されたのではないでしょうか。

このような仏教遺跡群を伝える国で、内紛が続いているのは残念です。
彼女が元気に暮らしていますように。


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OM-Dで撮る京都の四季
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https://fotopus.com/om_photo_life/photo_recipe/recipe46/

OMシステムのPhoto Recipe(フォトレシピ)で紹介されました

フォトレシピの案内はこちら
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美術案内

◆京都新聞 ことしるべ

京都近隣のアート&イベント情報サイト

◆ ARTことはじめ

関西の美術館・博物館の予定
(毎日更新されます)
http://www.arthajime.com/event/


◆ 京都のギャラリーなど

何必館、 ぎゃらりぃ西利、 AMS写真館堂本印象美術館 便利堂コロタイプギャラリー京都写真美術館ギャラリー

 初めての「御所西」写真集発売中

北奥耕一郎が一年半かけて撮影した写真集「御所西 乙女さんぽ」が白川書院より全国一斉発売中です。ぜひご覧ください


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写真集 「小町」 発売中

謎に包まれた小野小町の生涯をたどった写真集「小町」が発売中です

文   亀谷英央(随心院 執事長)

写真 北奥耕一郎

発行 大本山 随心院

<購入は> 随心院


写真随筆集 「風の雅」 発売中

京都新聞で3年間連載のフォト&エッセイが単行本になり,全国の書店で発売中です。

新たに書き下ろした数編を含め、撮影技術とともに感じたことを紹介しております。レンズを通して、もっと深く京都を味わってもらえれば幸いです。

著者   北奥耕一郎

価格   1,260円 (税込) A5判変型  96ページ

発行   京都新聞出版センター

   
           

 北奥耕一郎作品集 京 艶


[カラー作品90点 B5ヨコ判 全112ページ] 

淡交社刊   2,625円(消費税込み)

完売となりました


北奥耕一郎の写真教室

NHK京都文化センター「北奥写真教室」

期間  2025年10月~2026年3月 毎月第一、第三月曜日

ビギナーの方もベテランの方も講師の一言で作品が劇的に良くなります!
各月の実習を通して「自分だけの写真」を目指しましょう。

詳細はこちら

◆ 残席あとわずか

OM ズイコークラブ(OZC)大阪支部

https://fotopus.com/premium/osaka/

撮影会も例会も日曜及び祝日です。
オリンパス(OM)ファンならいつでも見学可。お申し込みは↑