本年3月5日にオリンパスペンライト(E-PL1)が発売された。昨年7月にオリンパス初のマイクロフォーサーズ機E-P1が発売されて以来、わずか8ヶ月の間に3機種が誕生したことになる。このシリーズの人気がうかがわれる。

1号機のE-P1では「おしゃれ度」に注目して本サイト「PENで写すPARIS」でその魅力を紹介した。続くE-P2からEVFファインダーを装着することが可能となり、さらにフラッシュ内蔵とコンパクト化を図ったE-PL1へと発展してきた。

EVF のファインダーを覗いたとき、その明るさに驚いた。今までの光学式ファインダーでは考えられない明るさで、マニュアルでのピント合わせが容易なため以前使用していたズイコーやプラナーなど旧型の単焦点レンズが快適に使えるのも魅力である。

以来、大好きな京都の夕景をEVFファインダーとブレ防止のボディとの組み合わせで「手持ち」で撮影している。ISOを800にまで上げれば深夜の撮影も可能となる。三脚を持たなくてもよい、というだけで夜景撮影がとても楽になった。皆さんもぜひお試しいただきたい。

それではE-P2とE-PL1で写した「TWILIGHT KYOTO」をゆっくりとご鑑賞ください。 

OLYMPUS PEN で写す

TWILIGHT KYOTO

el 24-161 宮川町の夜…京格子に映る提灯



el 25-218 祇園新橋の料亭…意匠のセンスの良さが光る



el 28-039 上七軒の老舗…新しい店にはない「味」がある





el 28-077 上七軒のお茶屋…花街の提灯はやはり昼よりも夜がいい





el 28-090 上七軒のお茶屋…簾に満月が良く似合う




el 30-009 上賀茂神社…暮れなずむ御簾と楢の小川



el 31-117 平安神宮…大晦日の万灯会 背景は東山



el 31-257 平安神宮…迎春の準備が整い参拝客を待つ



el 31-395 北野天満宮…
毎月25日と大晦日にだけ見ることができる万灯会




fa 02-073 祇園花見小路の料亭…水打ちをして新年の客を迎える





fa 02-100 祇園花見小路の料亭…正月飾りの「根付きの松」が客を誘う



fa 02-209 祇園の料亭…宴が盛り上がっているようだ




fa 05-143 中京区の料理旅館…
電球の赤味に暮色の青味が加わる宵のひととき




fa 05-182 中京区の料理旅館…暖簾から癒しの灯りがのぞく




fa 05-238 中京区の町家…古くても「良いもの」は守りたい




fa 05-312 中京区の町家…老舗の扇子屋さん




fa 08-081 宮川町のお茶屋…近づく春を感じさせる花飾りと提灯




fa 08-118 宮川町の舞妓…二人そろってお座敷へ




fa 10-893 伏見稲荷…千本鳥居にも灯りがともる




fa 14-139 西陣の町家…青味を帯びた瓦が美しい




fa 20-080 下鴨神社…神域で見る灯りには安らぎがある




fa 23-080 下鴨神社…昼間には見られない厳かな灯り




fa 24-061 上賀茂神社…後ろに見える杜の神々しさ




fa 26-013 大徳寺…堂々たる大屋根に懸かる月




fa 26-128 大徳寺…明かりに照らされた参道の石畳 
通りがかりの人に「三脚なしで写るのですか?」と不思議がられた




fb 05-039 五条大橋の擬宝珠…三条大橋と並び京都を代表する美しい橋である




fc 12-169 東山花灯路…
毎年3月中旬に東山一帯でこのような灯篭が並べられ多くの観光客でにぎわう




fc 16-004 東山花灯路…ねねの道から見た八坂の塔






fc 16-045 東山花灯路…この期間だけライトアップされる八坂の塔



fc 19-016 東山花灯路…二年坂から三年坂(産寧坂)へ向かう道筋




fc 19-047 東山花灯路…八坂通りから暮れ行く塔を見上げる


昼間には見られない TWILIGHT KYOTO はいかがでしたでしょうか?

(撮影データ) 
カメラ   OLYMPUS E-P2およびE-PL1+EVFファインダー 
レンズ  mZD17mmf2.8、ZD14〜54mmUf2.8〜3.5、ZD14〜35mmf2、ZD50mmMacrof2、Z50of1.7、Planar50mmf1.4 (mZDレンズ以外はマウントアダプターを使用)
絞り   f1.4〜3.5   シャッター 1/4〜1/60秒   ISO 200〜800
WB(ホワイトバランス)は灯りが赤く写るようにすべて「晴天」で撮影